自立神経失調症とは
自律神経とは抹消神経の一部で、人の意思に関係なく外界の刺激に反応して、身体の機能を調整する神経です。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれており、交感神経が身体を活発に動かす働きをするのに対して、副交感神経は身体を休める方向に働きます。
自立神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスがストレスによって乱れ、倦怠感、不眠、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみなど、様々な症状が出現します。
下記のチェックリストに3つ以上当てはまる方、症状がすぐれない方はお気軽にご相談ください。
自律神経失調症の原因
自立神経失調症の原因となる自律神経の乱れを誘発する要因は、長期のストレスにさらされて心身が疲労している、睡眠不足、生活リズムの乱れ、環境の変化などが関与する可能性があります。
また、他の疾患や神経系の障害、薬物の副作用なども自立神経失調症を引き起こす原因となることがあります。
自律神経失調症の症状
自立神経失調症の症状は個人によって異なりますが、一般的には
- めまい
- 耳鳴り
- 頭痛
- 息切れ
- ふらつき
- 頻尿や排尿困難
- 便秘や下痢
- 血圧の変動
- 動悸や息切れ
- 過度の発汗
- 手足の冷えや痺れ
- 体のだるさや疲労感
などが挙げられます。
自律神経失調症の治療方法
自立神経失調症の症状緩和と機能の回復を目指すために、まずは生活習慣の改善が重要で、規則正しい食事や適度な運動、十分な休息やストレス管理などが推奨されています。
また、心理的なアプローチとしては認知行動療法やリラクゼーション法が有効とされていますので、生活リズムを整えながら個々人に合ったプログラムを検討していきます。
不安やイライラ、不眠、抑うつ感などの症状が著しく、回復を妨げるような状況では、症状に応じて抗不安薬、睡眠導入剤、抗うつ剤などを使用する薬物療法が行われる場合があります。
治療は個々の状況に合わせて行われ、症状の改善と生活の質の向上を目指します。