更年期障害

更年期障害とは

更年期は、女性の閉経期の5年前から5年後までの10年間を指しますが、更年期にはホルモンバランスが大きく変化するために、さまざまな症状が出ることがあります。

更年期障害は更年期のホルモンバランスの変動から生じる、身体的・精神的な症状の総称です。通常、40歳代後半から50歳代にかけての女性に現れますが、個々人によって症状の程度や期間は異なります。

3つ以上当てはまる方、症状がすぐれない方はお気軽にご相談ください。

チェックリスト	回答
突然の体温上昇やほてりを感じる
顔や首が赤くなり、ほてることがある
寝汗がひどくて寝不足になることがある
月経周期が乱れたり、間隔が広がったりすることがある
寝つきが悪く、中途覚醒や早朝覚醒が増えた
眠りの質が低下し、日中の眠気が増すことがある
不安感やイライラ、抑うつ感が増すことがある
気分が急激に変わることがある
疲労感や体のだるさ、関節の痛みが増すことがある
頭痛やめまい、消化不良が起こることがある
性欲が減少し、性的に不快感がある
性的な快感が減少した

結果

更年期障害の原因

更年期障害の主な原因は、卵巣の機能低下によるホルモンの変動です。
更年期には卵巣からのエストロゲンやプロゲステロンの分泌量が減少してホルモンバランスが乱れるため、脳がホルモン分泌を促す過剰な指令を出し続けてしまい、異常な発汗、イライラ、めまいなどの身体的・精神的な症状が現れます。

更年期障害の症状

更年期障害の症状は多岐にわたります。
身体的な症状としては、

• ホットフラッシュ（のぼせ）
• 夜の多汗
• 不規則な月経
• 性欲の低下

などがあります。精神的な症状としては、

• イライラ感や不安
• うつ状態
• 集中力の低下

などが現れることがあります。

更年期障害の治療方法

更年期障害の治療にはいくつかのアプローチがあります。
ホルモン補充療法（HRT）は、ホルモンのバランスを調整するために使用される方法ですが、利点と副作用によるリスクを慎重に考慮する必要があります。
他の治療法としては、漢方薬やサプリメント、生活習慣の改善、ストレス管理、心理療法などがあります。
適切な治療方法は個人によって異なるため、医師との相談が重要です。